治療の流れ
アベクマ®の治療の流れ
アベクマ®の治療では、最初に白血球の採取（白血球アフェレーシス）を行い、患者さんの血液から採取したT細胞を含む白血球をアベクマ®の製造施設へ送ります。
製造施設では、T細胞にCAR遺伝子を導入します。CARを発現したT細胞（CAR T細胞）を培養して、がんと闘うために十分な数になるまで増やし、品質検査を経てアベクマ®（製品）になります。
しかし、場合によってはアベクマ®が製造できず、投与できないことがあります。白血球アフェレーシスからアベクマ®が製造されて届くまで、最短で8週間程度かかります。患者さんによっては、この間に病気をコントロールする目的で抗がん剤治療が行われることもあります（ブリッジング療法）。
アベクマ®投与の3日前までにリンパ球除去化学療法(じょきょかがくりょうほう)を3日間行い、その後、アベクマ®を投与します。
アベクマ®について詳しく知りたい方は
アベクマ®の治療を受けられる方へ
監修：
日本赤十字社医療センター
骨髄腫アミロイドーシスセンター顧問
鈴木 憲史 先生
2025年8月作成
2012-JP-250009118